□little cheese
−黒と金の開かない鍵。



【智臣】
「あ、待って下さい。動かないで」

【奏】
「…?」

蓮井さんの言葉に顔をあげようと思ったら、頬を柔らかな何かが触れた。
それが蓮井さんの綺麗な髪だと気付いたのは、肌に温かな感触が感じたから―――

【奏】
「は、すい…さん…!」

ぺろっと、落ちたお肉をそのまま舌ですくい舐めとられる。くすぐったい刺激が全身に走り、ボンッと顔が熱くなった。

【智臣】
「あなたの肌に落ちたものは、なんだか美味しく感じますね」

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