□little cheese
−黒と金の開かない鍵。



【千紘】
「君には熱すぎたか、すまない。軽く冷まそう、ふぅ……ふぅ……」

せ、せんせい……それはいくらなんでも……!?

私の手に持つお椀に顔を近づけ、紺野先生がお粥へ息を吹きかける。
必然的に、私との顔の距離も近くなった。

【千紘】
「こんなものか? 食べてみてくれ」

【奏】
「せ、せんせい……ちょっと……」

有難いんだけど……その、色々、やりすぎです。

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