□little cheese
−黒と金の開かない鍵。



【奏】
「…――――!」

リビングの扉の隙間。
鏡越しに見た、郁人の、こっちを見つめる、目。

口を半開きのまま、目を剥き、立ちつくしたまま私を凝視している郁人の姿が。

冷え切っていた身体中が、一気に燃え上がるように熱くなった。
興奮なんかじゃなく、羞恥で――――

【奏】
「ゆ、ゆき…!」

反射的に身体をひねって透央から逃げようとしたけれど、透央の手が伸びて、それを許さない。

口を強引に塞がれ、制服の上着を一気に大きくめくり上げられ、下着を剥ぎ取られ、乳房を露わにされた。

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